新横浜かとう眼科|日帰り手術(白内障・硝子体・緑内障)

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多焦点眼内レンズについて

多焦点眼内レンズについて

従来の白内障手術は「単焦点眼内レンズ」といって、ピントの合う距離が1か所であったのに対して、この「多焦点眼内レンズ」は複数箇所にピントを合わせることが出来ます。その結果、より広範囲の視力を補正することが可能となるため、手術後に眼鏡をかける必要性がかなり低くなります。眼鏡をかけたり外したりするのがわずらわしいと感じる方はご相談ください。当院で取り扱っている多焦点レンズは、以下の一覧表をご覧ください。

多焦点レンズ一覧表

多焦点眼内レンズは、眼鏡から解放されるという素晴らしい利点がある一方で、100%完全無欠のレンズという訳ではありません。人によっては合わないということもあります。適応検査とコンサルテーションによって、適性の有無を判断させていただきます。

当院での多焦点眼内レンズ白内障手術はすべて「自由診療」となります。
(保険診療との組み合わせによる「選定療養」はおこなっておりません)
費用は、片眼40万円~ となります。詳細はお問い合わせください。

当院で取り扱っている多焦点眼内レンズの種類と特性

Acriva Trinova IOL(アクリバ トリノバ)

Acriva TrinovaAcrivaUD Trinova IOL(アクリバ トリノバ)は、オランダのVSY Biotechnology社が製造している眼内レンズです。白内障手術後または老視治療のための水晶体摘出後の嚢内に挿入するシングルピース型マルチフォーカル眼内レンズです。
光学部はエッジがシャープでない同心円状のパターンとなっていて、ハロ(光の輪状散乱)、グレア(光のにじみ)が少ない構造になっています。中間用として+1.5D、近方用として+3.0Dが加入されていて、さらにEDOF(Enhanced Depth of Focus)という焦点深度を広げる機能を追加して、遠方、中間、近方がスムーズにみえるように設計されています。また、乱視を矯正できるトーリックレンズもあります。2017年10月にヨーロッパCEマークを取得し販売を開始しました。

光の分布

Acriva Trinovaは、92%の光が遠方から近方に焦点があっており、他の回折型マルチフォーカルに比べ、効率的に使われています。どの瞳孔径でもほぼ同じ光の量が遠方、中間、近方に収束し、明るいところでは遠方41%、中間30%、近方29%に、暗いところでは遠方45%、中間25%、近方30%に光が分布しています。

Acriva Trinovaの光分布

Sinusoidal Vision Technology (SVT)

アクリバトリノバは、エッジがシャープでない回折パターンの光学部をつくることができるSinusoidal Vision Technologyで製造されています。光学部の形状はsinusoidal function(正弦波パターン)に基づいていて、スムーズに変化する表面プロファイルとなっています。従来の典型的な3焦点レンズと違って連続的な見え方を達成することができ、ハロ(光の輪状散乱)やグレア(光のにじみ)、スターバースト(光の放射状散乱)が少ないとされています。


正弦波パターン

典型的な重複回折パターン

光透過率

従来の典型的な回折パターンの3焦点レンズは約15%の光ロスを生じますが、アクリバトリノバはステップのない回折ゾーンによって光のロスを8%と最小限に抑えています。したがって、光透過率は92%となり、光透過率が高いほどコントラスト感度は良好です。

見え方

Acriva Trinovaの解像力を他のトリフォーカルIOLと比較すると、明るいところ、暗いところともに遠方、中間、近方ともに良好な見え方を示しています。

明所時、薄暮時の比較表

色収差

Acriva Trinovaのアッベ数(透明体の色分散を評価する指標)は58という高い値を示しており、アッベ数が低い(下右図)ほど色収差(色のにじみ)が発生しやすくなりますが、Acriva Trinova(下左図)は色収差が少なくシャープに見えます。

(参考リンク:英語)

PanOptix(パンオプティクス)

AcrySof® IQ PanOptix® TrifocalPanOptix(パンオプティクス)アメリカのアルコン社から発売された3焦点多焦点眼内レンズで、日本国内初承認の3焦点眼内レンズです。遠方(5m)・中間(60cm)・近方(40cm)3点での見え方に優れ、眼鏡使用頻度の大幅な減少が可能です。高い光透過率(88%)により、遠方・中間・近方のすべての距離において鮮明な視覚が得られます。約95%の人が手術後に眼鏡をかけなくても生活できるようになったというデータもあります。乱視を矯正できるトーリックレンズもあります。

(参考リンク)